2011年09月13日

スズキ、VWと提携解消 鈴木会長「経営の足かせ」

http://www.at-s.com/news/detail/100060575.html

スズキ、VWと提携解消 鈴木会長「経営の足かせ」 スズキは12日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)に業務提携と相互資本関係の解消を申し入れたと発表した。両社は2009年12月に提携を結んだが、対等な立場を主張するスズキに対し、VWがスズキを関係会社と位置付け、双方の提携関係の捉え方に相違が生まれていた。世界最大の自動車連合と注目された大型提携は、具体的な事業の進展がないまま2年足らずで終幕に向かうこととなった。
 スズキの鈴木修会長兼社長は「自主独立がスズキの経営哲学。最初はVWにも明確に理解していただいていたが、だんだんとおかしくなった。このまま放置すれば、スズキの経営の足かせになる」と話した。VWが所有するスズキ株は自社資金で買い戻す意向を示した。12日の取締役会で提携解消の申し入れを決めた。今後はVWの出方が注目される。
 VWはスズキの19・9%、スズキはVWの1・5%の株を保有している。両社の提携をめぐっては、今年3月にVWが年次報告書でスズキについて「財務面、経営方針の決定に重大な影響を及ぼしうる会社」と表記したことに対し、スズキは「互いに独立したイコール(対等な)パートナー」との提携当初からの立場を強調し、不快感を示していた。
 一方、VWは7月、提携が思うように進んでいないとして、提携関係の見直し作業を進めていることを明らかにした。今月11日には、スズキが6月に伊フィアットからディーゼルエンジンの供給を受けることを決めたことを指し、他メーカー製エンジンを調達することは提携の合意事項に違反するとして、数週間のうちに見直すように求める声明を発表していた。
 提携でスズキは、ハイブリッド車など環境技術の開発を加速するため、フォルクスワーゲンから技術支援を得ることを最大の目的としていた。しかし、望んだような技術供与が受けられなかったことも、提携解消の判断要素となった。

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Posted by 春 ヲ 呼 プ at 12:00│Comments(0)浜松市
 
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